イベント開始 - 珠海トラックデイ

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2004/03/27 17:55

珠海トラックデイ in 海外

当日はあいにくの曇り空だった。
エントラントマシンは続々練習走行をしている。
今日からの我々の仕事は指示されたマシンのセットアップだが新たな不良個所もどんどん明らかになってきた。

このマシンは湾岸サスKITを取り付けたマシンである。珠海サーキットでのタイムアップを望むべく購入して貰った。細かいセットアップを行う予定だったがアライメント測定の時にハイキャスロッドエンドの多大ながたつきを発見!

TEST走行中にコースアウトでオイルクーラーを破損・・あげくに想像もしなかったバルブタイミングが大幅にずれる(歯飛びではない)トラブルでカムプーリーを外し正規の位置に戻すがバルブが当たって不調になっていた。リタイヤである。エンジンは日本製との事なので原因に付いては詳しくは説明しなかったが、僕が経験するRB26エンジンでは初めてのトラブルだった。




珠海サーキットはストレート区間が長いサーキットでセッティングしたマシンの状態が良くなければ即ブローに繋がる厳しい場である。水温も厳しい、夏場になると気温は日本より上がる傾向にある。冬?場でも15度を割ることは少ないらしい。
ガソリンの質も中国は依り低下していると聞いている。公称97オクタンらしいが・・臭いは明らかに安物臭い香りがする。レースガソリンほどトルエン臭が良くして心地良いのだが・・(爆)






ライバル他車の様子も気になる、ストレートでの排気音等もチェックする。僕自身のライバルでは無いのだがKCレーシングにしたらライバルらしい。香港での日本の各メーカーの代理戦争と言うにはは大げさだがKCレーシングのデモカーはAPEX製品でセットアップしている。しかし残念・・走っていればアレくらいは走っていただろうにと思った。当然3大メーカーであるJUNの小山さんもセッティングに来られていた。バックアップ体制は我々より遙かに良い環境で羨ましいがデータの品質に貧富の差は無い筈だ。(笑い)同じデータでも出来るだけ高価なガソリンを入れて欲しいと望む。レースガスを入れるとMAXパワーセッティングを望んでくるが・・

トーイン変更で操縦性の改善を図るが車載映像すら無いのでドライバーのコメントを信じるしかない。アンダーと言っても色々あるわけで・・


KCレーシング自慢の戦闘機である。たぶん最速ラップだったと思う。日本で製作されたマシンだろう。無難にまとめて有った。 


夕刻からホテルに移動する、前夜祭の始まりである。ホテルの駐車場はスポーツカーで一杯!演出面でも素晴らしい。

ギャルコンの始まり~  

僕らには言葉は殆ど理解できないが、段々と雰囲気で内容は判るようになってきた。おそらく自己アピールしているのだろう。なごみの時であった。僕はカメラを持ってカメコの中に混じっていった。



ギャルコンの結果、女王は僕の予想に反していた。(笑い)各協賛メーカーからの協賛品の抽選が有ったが当たらなかったようだ。和やかで華々しい前夜祭は終了した。澳門のSHOPオーナーさんと仲間と一緒に飲みに行った、皆さん遊びとなると元気一杯な様子。僕らは先に失礼したがあのまま解散できたのか?ノリノリだった。僕らの仕事はほぼ終わった、後は明日のレースイベントだけ予選結果は判らないが
無事に動いているマシンは快調であった。






(澤 英一郎)