ターボクラスで総合3連勝

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2001/08/25 00:30

セントラル夏祭り鉄人レース in セントラルサーキット

ターボクラスで総合3連勝
今年も恒例の夏祭り耐久レースの始まり、昨年はFDのファインチューンでのエントリーだったがパワー重視でも無くトップタイム狙いでも無い状態で耐久走りに徹しての作戦勝ちの印象が強かった。しかし今年はすべてのカテゴリーで上位を目指す作戦で準備を進めてきた、しかしチャリ耐久は参加のみ。バイク耐久も戦闘力の有るマシンを手に入れドライバーさん2人も経験者、事前のTESTでも十分入賞を狙えるタイムも出ていた。マシンもスペアカー付きカラーリングもバッチリ。
NO,1ドライバーは現役大排気量クラスのトップドライバー決勝レースも順調に入賞圏内を余裕で走行、しかし入賞ポイントGETかと思われたレースだったがセカンドドライバーのインテR君が小転倒で順位を落とし、参加ポイントのみとなってしまった。昨年2位のシーウエストTEAMも素晴らしい陣容で望んで来ている、バイクでも入賞ポイントをGETしていた。

ターボクラスで総合3連勝
予選アタックの当日朝からあいにくの雨模様だった。当然用意していたレイン用タイヤに履き替え足セットも雨寄りに変更する。予選と言っても通常とはかけ離れていてコースインして1周目のみのタイムで争われる、ジムカーナに近い感じだ。
WETで1周計測とは結構スリリングなドライビィングとなる、しかしミスは禁物耐久が控えているのでマシンにダメージすら与えられない。
澤 誠二郎選手がアタック担当 操縦性はもう一つながらトップタイムをGET!
2位の同クラスのGT-Rにコンマ5秒離す事が出来たが、驚異なのはNAクラスが速いこと3秒ばかししか離れていない。NA勢とは給油回数が違うので1周3秒はコンスタントに離さなければ給油義務時間で負けてしまう。
当然昨年の事実上の覇者(最終ラップでトラブル)シーウエストTEAMのラップをマークする。

ターボクラスで総合3連勝
決勝はほぼドライ路面でのスタートと成りそうなので足セットを予定決勝ラップで安全な足セットに変更する。ドライバーも3人交代で今年のオーディションを勝ち抜いたユーザードライバーも参加するのでオールマイティーなセットで望むことにした。ずばりNA勢の3秒~4秒アップでの周回を義務とする、サインボードも差を表示 3秒以下だとペースアップを各ドライバーに確認!NA勢は30秒~1秒ペースこちらは27秒~8秒KEEP コース上は全くクリヤーではないので気を使う筈。 スタートドライバーは澤 誠二郎選手が受け持つ、路面はドライながら所々WET一番気を使う路面だ。しかししばらくはクリヤー状態先行逃げ切りを計らなければならない。スタートから先頭で周回事に2位のトライヤルTEAMの33Rを離していく、数秒離し後横這いで26秒~7秒の安定したラップを刻んでいる。20数ラップのち私にバトンタッチ マシンの状態に変化は無い模様安心して27秒ラップを刻む、幸い他車のブロックもなくマナーの良いレースで気持ちよかった、GT-Rはストレートは速いがコーナー区間では軽量NA勢と変わらない、ブレーキング区間では遅いくらいだ。でもラップ差は詰んでいようと3秒は速く走らなければいけない、路面も荒れてきてライン外はタイヤかすだらけに成ってきている。進入で譲ってくれるのはお互いラップを落とさないで済むので有り難い。3秒~3.5秒差で周回選考ドライバーYOSSYさんにバトンタッチタイヤも安全を見て交換、何時でもラップを上げられるよう良い状態で走らせる事が目的だ。ブレーキパッドの摩耗も予定通り、オイル等の減りも無し快調だ。
YOSSYドライバーは選考で選ばれたユーザードライバーで34Rは事前の練習で乗ってだけで経験や安全性では劣と考えられていたが、僕たちと遜色のないドライビィングで3秒差を死守してくれた。ガスストップ補給の時間ロスは無く3回目のチェンジ、無事に澤 誠二郎選手に引き継ぎマージンを因り確かなものとする。
2位に2ラップ差を付け最後に私にバトンタッチ、29秒周回まで落として完走を狙い優勝を確かなものとする予定だ。タイヤもフロントだけ交換し因り安全性を確かなものとする作戦、しかしリヤのブレーキパッドが残り少ないとの事を聞き少々ブレーキには気をつけて周回する。ところが後ろから迫ってくる33Rに詰まっていた裏ストエンドでインを刺される、あのマシンと絡むのは今回初めてで有る様子を見ようと追尾してみるが、どうも耐久走りではないパフォーマンスじみたアクションが前で見せびらかされるがコーナー区間では遅い、直線はフルタービン搭載らしく耐久ブーストではおいていかれる。そこで私の筋が切れた!猛追だ!
耐久レースといえども周回遅れに後塵を浴びてチェッカーは受けられない。
前車のインを刺そうと各コーナーで仕掛ける振りを見せるが、全く譲ってくれない!無理に刺してクラッシュするのも嫌だし相手のドライバーも信用できないうちに無理するのも得策でないと色々考え、最終で刺す!最終なら寄せられ接触しても何とかゴールは出来ると、煮えたぎる頭で考え、相手のレスポンスの悪い筈のエンジン特性を考え、お互い失速気味に成るようにインからアウトに車半分空け立ち上がる、勿論スクランブルオン!レスポンスに優れるTZタービン!ブーストも最大1.7kは確認しているが耐久仕様で1.4kとセットしている。その後パスし、ストレート区間でも前を走れ、1周した後チェッカーを受けたので有った。
ピットエリアはTEAM員や応援に来てくれた人たちの祝福で一杯だ。

優勝の喜びもさることながら、私らはあのドライビィングスタイルに怒りをおぼえクレームを真っ先に言いに行ったのであった。 

最後の鉄人レースはゼロヨン競技で有る。
参加しなければ減点ポイント ターボ4WDクラスは多大なハンディーが課されている。108周後のマシンに未だ鞭打たなければならない。
ほぼ総合優勝は決まっているので1位でも2位でもどちらでも良い状態だが、最後の気力を出し競技に望む。足はダンパーのみソフトにしタイヤもそのままで望んでみる、一応ゼロヨン用タイヤも用意はしていたが使用は見合わせた。
結果11.1で2位 1位は先ほどのトライアルTEAMの33Rで10.9だった。レブリミッター変更を忘れ8500でレブカットしてしまい残念だったが現状で10秒台マシンを確認!周回レースブーストで・・・恐ろしい時代だ。
一昨年イエローシャーク号の2540時代は10.7だったのを思いだし再度アタックする気に一瞬なったが、ゼロヨンタイヤと足の組み合わせだったんだ!と思いだし納得した。(笑い)

ターボクラスで総合3連勝
毎年毎年レギュレーション上でGT-Rイジメが続き、もうミス一つでも出れば勝てなくなってきた。今年は燃費も考え前日から空燃費計とロガーと平均ラップから燃費を割り出し最小限のガソリン補給でいくことが出来た、実際未だ余裕は有った模様だ。NA勢の2位はシーウエストTEAMだった、やはり手強い。
来年は4人体制で選考ドライバーの基準を広げてみても良いなぁ~と考えてみたりする。ハッキリ言って疲れます。

(澤 英一郎)