計画 準備 色々 - マカオグランプリ

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2003/11/09 16:24

澳門グランプリ参戦 in 海外

2003 マカオグランプリ
今年から国内レースから退き海外レースに参戦する事になったが、いよいよ最終戦澳門GP前となった。ATCSシリーズを途中参戦してタイのビラ戦1レースのリタイヤ以降では全てシリーズクラス優勝、時には総合優勝を遂げてきました。途中参戦北京戦を取りやめた為シリーズ優勝はなせ得なかったが、ほぼ予定通りの展開で終える事が出来ました。やはり海外遠征では渡航費用や輸送コスト等国内戦とは違った出費が予想以上に多かったようでした。一プライベートSHOP個人ドライバーでの参戦は大変でした。しかしレースを通じて知り合った各方面の人々や現地で得た色々な経験はかけがえのない貴重な物になった気がします。

澳門GP参戦にあたり手続き上の問題が発生し当初エントリーは不可能となっておりました。エントリー申し込み期日が遅れたのです。エントリー締め切りは日本戦の終了3日後だったのです。色々な書類が英語での記述と日本人のエスコート役が居ない為で不具合が出たようでした。その後、色々な人の助けと助言でギヤレースに出れるような計らいもありましたが車両の入れ替え整備・運搬等の期日などで断念。しかしATCSシリーズチャンピオンを決めたダニーさんの厚意で自分の枠を譲ってくれる事になり出場できるように為ったのです。

香港TEAMのゲーリーさんはギヤレースとCTMカップの両方に出場します。CTMカップは我々が参戦する1600ccクラスでエントリー台数が多く抽選待ち状態だったレースです。決勝レースは土曜日15周レースです。メインのツーリングカーレースはギヤレースで2000ccの車両です。今年も日本人ドライバーが二人参戦します。谷口選手は今年もアドバンアルテで参戦します。

2003 マカオグランプリ
我々が北京戦を辞退する状況になったのは香港TEAMのエンジン等の製作で全く時間的な余裕が無かったからでした。澳門GPの1600cc CTMカップレースのエンジンはグループA仕様のB16Aを使わなければ為りません。ギヤレースのエンジンも依りハイパワーを目指した作りを要求されていてエンジンの細部の加工は全て手作業で期日は輸送に掛かる時間を入れるとギリギリだったのです。香港では地元最大のイベントレースでそれに掛ける情熱とコストは半端じゃない様子で我々も最大限努力しました。

その作業+我々のエンジン製作と遠征段取りで大変でしたが、昨日エアー便でエンジンを澳門に送る事が出来てもう国内で出来る事はした!感じです。

澳門市内レースは初めてなので結果は求めてはいないですけど、エンジン・シャーシセットは現地で煮詰める予定です。他車とのセットアップ競争する事は面白くて好きですから・・しかし詰める時間はあまり無い状況です。
クラッシュ・・即リタイヤに近いコース、ドライバーの器量も求められるようですね・・と圧!優勝賞金は30万円程有るらしいとの会話も・・
エンジンパワーは・・・230~40HP 9300~500rpmはいける筈!?実はパワーチェックすらした事がない仕様・・日本国内では1600のフルチューンって少ないですからね。昨年は香港TEAMのエンジンセットとCPUセットは施行して無事に走行はしておりました。現地セッティング・・・勘とセンスが問われそう。自己圧を掛けています。
続く

(澤 英一郎)