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予定終了
ギヤレース結果とその後 考察 - 2003 マカオグランプリ
Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2003/11/15 16:54澳門グランプリ遠征 in 海外
我々のレースは終わった、コンテナに積み込む片づけも出来る限りやり遂げ、マシンとお別れをする。マシンは香港TEAMの借りている珠海サーキット内のワークSHOPに移動される。移動のち現地の板金屋でボディーリペアを行う予定だ。半潰れのエンジンも載せ変えなければならない。修復後はマレーシアに行くかも?
海外レースに行くようになって感じたことの一つに現地のパーツの安さが印象的だ!リペアパーツは驚くほど安い。良く交換するフロントガラスが2万円前後交換工賃も含むとも・・勿論安いルートを教えてくれたからで有ると思うが・・
人件費の安さ、場所代の安さ(金額)は日本の10分の1近い。日本人の貨幣価値では考えられない。今、世間で言われている日本の産業の空洞化は避けられないだろう。外注作業の海外依存はこれからどんどん進行していくだろうと思う。最終チェックが出来る技術者が居れば設備的にも日本国内に拘る必要性はほとんど無い模様。
実際チューニング(エアロ)パーツもそのような傾向にあるようだ。現地の職人の覚えようとする努力と意気込みも半端で無い物を感じる。我々のSETアップ方法や理論をズケズケと聞いてくる。(笑い)調子に乗ってペラペラと喋っていると2~3年後には追い抜かれる可能性が有ると危惧される。事実、日本人レースメカニックの姿は有名TEAMには必ずと言っていいほど見かける。
通常の一般的な箱レースカテゴリーだとレギュレーションがノーマルモデファイ+なので改造範囲が狭いので開発する枠が狭すぎる。チューニングカー的な理論と作業が出来る箱レースが日本で有ればいいと思うのだが、日本の公式レースはJAF戦とかの枠が有るようで今の現実は草レースの意識が大半である。僕的にはレースに公式も何もないと思うのだが・・レース高度上昇期を過ぎた日本の事情から考えるともう無理なのかもしれない。
肝心なギヤレースは無事に完走した模様。現地では澳門GPは最高級レースイベントで選ばれたドライバーで無いと参加できない。香港TEAMのゲーリーシャーム選手はATCSシリーズでDv.1クラスに参加しておりブッちぎりの速さは無いけれど堅実にポイントを重ねシリーズチャンピオンとなった。我々と協力関係を築きビジネス以外の付き合いでも親密な関係を維持している間に、TEAM力も徐々に上がってきているようだ。ギヤレースの結果は中番手だがマシンはDC2なので戦闘力は低いだろう、しかし地元勢の中では上位を走っていた、我々が供給して現地でセッティングをおこなったエンジンもトラブル無く完走出来た、予選1回目では慣らし後の押さえたレブリミットでもPIT前最高速計測で総合6番手を記録できて喜んでいた。メインストレートではレブリミッターが当たりまくりで自粛したようだった。決勝ではレブリミットを300回転引き上げた。DC5のチューンドを追いかけ回せるパワーだったとか・・しかしパワーは不明・・トルクバンドすら不明、実走走行も出来なかった。

前回遠征に行ったイエローシャーク号トラックデー挑戦の記事で現地チューニングカー雑誌は賑わっていました。驚くほど紹介記事は細かく、漢字での独特な表現が
笑えました。
イエローシャーク号で使っているパーツ紹介や効能の説明記事の多さは半端ではなくカラー8ページにわたっております。我々のパーツ選択に色々と協賛していただいているメーカーさんに恩返しが出来たかな・?
決してオーバーには言っていませんから内容は控えめです。m(__)m
初挑戦の海外遠征色々な面で大変でしたが新しい一歩を踏み出せたと思っているのですが・・(^_^;)
(澤 英一郎)