裏ネタ・言い訳色々 - OP2トロフィー

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2003/12/29 17:00

TIサーキットOP2トロフィー in TIサーキット英田

慌ただしい年末の追い込み中に何とか時間を見つけエントリーの準備を進めていたOP2カップ最終戦。ASレーシングからも数台エントリーしている。しかし前日の最終チェックで不具合を発見、イエローシャーク号のエントリーは諦めざるを得なかった。不具合とはオイルに水が混じっている痕跡が発見された、そのトラブルは先頃に赤鮫号でも起きた。知らずに走行していればオイルの潤滑性能が水で損なわれ最悪メタル等が焼き付く、致命的なトラブルになる。年明け早々何らかの対策を講じなければならない。

急遽イエローイーグル号で出走することにした、しかし細かいメンテはしていなかったので不具合箇所も少し発見されたが、パーツの手配等が時間的に無理なので目をつぶることとした。
前回の走行あたりから操縦性が思わしくない、(実は今年2回しか走行していない)立ち上がりでプッシングアンダー気味でタイヤの銘柄も変わった事も相まって原因が特定できず試行錯誤中で有った。

当日は気温も低く絶好のアタック日和で有ったが、予選前に降り出した小雨で路面状況は刻々と変わっていった。ラインを外すとグリップダウンするところが有り予選中には僕には珍しいアウトウッドでスピンすらしてしまった。その後タイヤ交換して再アタックを試みるが自己BESTにはほど遠い39秒前で終わってしまった。他の4WD勢は自己BEST更新してると言うのに・・昨年01Gで36秒5 周回ラップでも8秒台は揺るぎないものだったのに、予定では02Gに変わって最低コンマ5秒アップは果たさねばならないのだが、ドライバーも同じその他シャーシー面でも大幅な改悪は無いと思うのだが思っているタイムが出ない。

予選では2WD勢トップグリッドだったがレース展開では全く振るわず、後半勝負でリヤタイヤを温存していたが路面状況は酷いものでオイル撒き砂利撒きで2WD殺しの路面に変貌・・
揚げ句にEVOのエンジン足だしで火災、赤旗中断となってしまった。

レース後冷静になって操縦性その他を分析してメカニックとMTG、リヤLSDの経年変化が悪さをしていると判った。効きすぎの様だ。基地でリフトアップしてチェックしていると左前ダンパーのガスニップルも折れていた、恐らくスピンしたときに舵角が入りすぎ接触して折れたのだろう。キャンバー変更で微妙に位置関係がやばくなっていたようだ。予選アタックラップと決勝レースは左フロントダンパーが機能していない状態だったと言う事!リヤデフの作動制限に引っ付き感が有る。前から希望していたカム角度に変える良い機会だ。戦闘機は絶えず走らせないとダメだな!テクは維持している(進化)しているつもり!だけど・・(笑い)

★ASレーシングメンバーさんは自己BEST更新が目立っていた。ウルトラMars号はTI走行3回目で40秒フラ(048Mの新品使用) YOSSY33RはSHOPカーに迫る37秒5(02Gお下がり品上フル使用)を達成、しかし決勝では駆動系トラブルで満足に走行できなかったが、達成感に満ちた顔は印象深かった。一発タイヤアタックなら両車コンマ5~1秒は確実に上がるだろう。皆さん一喜一憂な感じだった。


元祖イエローシャーク号も速く抜け出て欲しい・・

今回の走行では色々な課題が発見できたが、試行錯誤の失敗の積み重ねもデータとして整理し来年に活かしていこう。セットアップの重要さと片寄った思考(思いこみ)は原点を見失う可能性が有ると思い出させてくれた。イーグル号の自己BEST更新後には軽量4WDに取り掛かる思いも出てきた。 

(澤 英一郎)