NEW TIサーキット

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2004/03/17 17:32

TI TEST アンド アタック in TIサーキット英田

今年もこの時期に行われるTIサーキットでのテストアンドアタックのイベントに参加した。今回はTIサーキットの路面補修でコースは全面改装されて初イベントとなっている。
約一ヶ月前から走行は行われており、タイムは上がる方向で走行された方の殆どが1秒~2秒ラップタイムが上がっている。

今回のイベント迄が忙しかった。先ずイエロ-シャーク号の新エンジン搭載と慣らし期間は一週間も無かった。
イーグル号も細かい補修で完成したのは2~3日前であった。前回走行した時にT/Mの疲労とリヤデフのセットに疑問点を抱えていた。それらのメンテ+対策で時間一杯だった。

イエローシャーク号はデフの見直し後、NEWエンジンに変わり事前走行は行っていない。前回は走行前のメンテ中にオイルに水が混じるトラブルが発覚し走行を取り止めた。当社のポリシィーである、HパターンT/M(ノーマル)でのタイムだしの為色々なエンジン特性を試行錯誤中である。ノーマルギヤ比で詰めなければユーザーカーへのフィードバックは出来ないと考えている。もう少し現状で煮詰めていきたい。

イーグル号に関してはエンジンパワーは追わないことにしている。
サーキット走行の基本であるコーナーリングスピードの追求とドライビィングの練習に徹してセットアップを進めている。単純なFR車で基本の勉強マシンと位置づけている。しかしセットアップの奥は深い。デフの作動制限の効き始めから前後と左右のロールバランス・・使用タイヤによるロール量の変化に対応するセットアップ・・限られたドライブテクで良い方向性を見いださなければならない。
ドライブするのはプロでも何でもない僕自身だから・・・

走行枠では参加台数も多く、走行他車のトラブル等で路面の状態は優れなかった。
路面温度もアタックするには上がりすぎていた。
他車のタイムもBESTにも及ばない車が多かった。ユーザークラスの参加者の数台とも思っていたタイムを得ることが出来ずスッキリしなかった。

僕自身数度のアタックを掛けたが自己BEST更新ならず、アタックタイヤではBESTすら得ることが出来なかった。結果36秒1で3番手タイムだったが上位はハイパワーGT-RシーケンシャルT/M車!一番時計とのタイム差はコンマ5以内であった。FR車では一番時計だったようだ。
しかしBESTラップ時の使用タイヤはフルフル削りの18インチとは・・
まだまだ未知のタイム対応のセットに為っていない事を痛感した。
フルフル削りのタイヤと新品削りだと1秒余りのタイムアップが望める筈なのだが??ドライバーの問題も大いに有ると思うが・・(>_<)
しかしセットアップの糸口は掴めることが出来た。
次回の走行で何らかの結果は出るだろう?!

イエローシャーク号は残念ながら振るわなかった・・・全くセットが出来ていない!もしくは狂っているみたいだった。終始6秒中あたりだった。
現地でセットを色々試みるが根本的に問題を抱えているようであった。

その後、原因は掴めたのだが・・(>_<)
チューニングマシンは愛情を持って(メカニック自身)メンテをしなければと痛感している。

(澤 英一郎)