イエローシャーク復帰作戦 続

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2004/04/25 18:41

TESTアタック in セントラル・TIサーキット

前回の走行後、改良したつもりだったデフ(作動制限)のセットが失敗方向と判った。機械式LSDに交換してからの走行は少なかったがイーグル号での試行錯誤でノウハウは得ていたつもりだったが・・4WD車は組み合わせ方が難しい。

TEST走行には急遽行くことになった。天気予報では寒波が来ると予報していた。そろそろアタックモードと行きたいが、今は旧タイヤしかなかった。レース使用と直結して開発されているSタイヤはどんどんと進化ている、予告無く仕様変更致しますとカタログに書いてあったと思う。しかし折角の低気温予報を見逃したくは無い、前回のTESTでは夏日になっていた。悪条件下のTESTも有効なのだが、今は先ず自己BEST更新だ。

当然自己ラップに拘る皆さんも見逃すことなくセントラルにはランキング上位のマシンが集結。CC素人ランキングトップのYさんもアタックタイヤで望まれていた。21.3秒を記録、しかし条件が良い頃のタイムには若干及ばなかった。

イエローシャーク号も転ばしセットアップ走行から前回より良い状態のようでソフトのフル削りで20.6秒のBESTをあっさり出すがミスも伴っていた様子。ハード系タイヤに交換して再アタック・・しかし計測地点で止めているように流してくる?20.8秒だった。3速~6速に入れてしまい気が抜けてダウンシフトすら出来なかったそうで有った。タラレバになるがローガー分析と車載映像からのストップウオッチ計測でロスタイムを計ると-0.5秒で有った。現実的なタラレバで20.3秒で有る。ドライバー的には結果が残せなかったが、メカニック的には一段階は超えたと解釈している。2回走行での良いところ録りタイムも遊びで計測してみると19秒台後ろに入っているようだった。
結果はリニューアルタイヤが出来てから・・・

またまたTiサーキットにはしごである。午後の夕刻を狙っての走行だがやはり昼間の気温は25度、路面温度は30度になっている。夕刻でも日は傾くものの路面温度は25度から下がらなかった。

ピットインの間は水噴射の季節に・・走行フィーリングもCCと同じく良くなってきている様子。若干TIサーキットの方が堅めにはして行った。フロントダンパーに少し対策箇所が発見できた。物資が無くハードの旧タイヤでのアタックとなったが35秒3が記録できた、しかしまたしてもミスを含んでいる。モスSでシフトを蹴られ2回入れしていた。他のラップでも他車との重大な絡みも有った。やはり週末は走行車両も多い、無理は禁物、過去に異国での苦い経験も有るし気を付けた走行でのロスは仕方ないだろう。

お手伝いに来ていただいた皆様には申し訳なかったが関西最速には100分台の差でなれなかったようだ。シフト蹴られに依るロスタイムは-0.3秒 他ラップ時の他車絡みの遠慮走行のロスタイムは-0.5秒で有った。タラレバでも超現実的なモノとして受け取っていただきたい。(笑い)  

エンジンは冷却水・オイルすら減らない良い傾向である。シャーシセットアップ期間にエンジントラブルが出ると開発の足を引っ張られ、昨年末のように遅れを取ることとなる。セットアップが進んで来ると機械式LSDの作動に疑問が出てきた、A/LSDに戻すことも視野に入れておこうと考えている。

次回走行は朝一からのTiサーキット入りの予定としている。
☆早く仕上げてイーグル号を出撃させたい。同条件でタイムは上がる筈!?

(澤 英一郎)