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予定終了
イエローシャーク復帰作戦 進化編
Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2004/05/03 18:46TESTアタック in 岡山国際サーキット (TI)
イエローシャーク復帰作戦は時間と情熱がある限り続けていく予定だが、大枠の方向性は出てきた模様だ。冬場の一発タイムは無理な気温ではあるがシャーシ関係の煮詰めには良いかもしれない。タイヤも通常に使えるハード系しか使用できないが実戦的なセットアップは此方の方が現実的である。前回の走行ではTIで35秒フラ辺りセントラルでは20秒フラ辺りが出ているのだけどドライバーの単純なミスで記録には残っていない。データロガーと車載映像からの大まかなタイム算出である。今までは復帰作戦としてイエローシャーク33号の記録を抜くことを考えてきた。これからはセットアップを試行錯誤しなければならない。復帰作戦は簡単だった、何故なら33Rのデータが有り、それに合わし正常に組むだけだったからである。今までが組み付け不良だけだったかもしれない。
サスペンションセットはワンサスSTDデータ・スプリングレートは20~17kアライメント・ジオメトリーもほぼノーマルと同じ、勿論トレッドも同じである。ボディーは作れるものだしエンジン関係も市販品である。T/Mはノーマル6速を苦しいながら使っている、その為のワイドトルクバンド化でエンジンはOS技研RB30を使用している。最低回転4600から何とか実用トルクで引っ張ってくれている。パワーはあえて求めていない。8000回転までのブーストトルクを重視している。カムシャフトも264を使っている。TIの裏ストレートエンドで260k(修正済み実測)辺りは出ているので他のマシンに引き離されることは少ないだろう。これからはコーナーリングスピードアップを課題として試行錯誤していこうと考えている。
コーナーリングスピードアップと言っても色々ある。ブレーキング終了時からコーナークリップ辺り・そこからの脱出区間・・ロガー車載映像から見るとGT-RはFDに比べクリップまでの車速が遅い。車重も大いに考えられるのだが、、フロントのセットにも依るところもあると思う。此処からはマダマダ公開できる結果に至っていないので触れないが、よりサーキットオンリィー的なセットに変わっていくと思われる。
G/Wの中TIサーキットに向かう。アタックには条件が良い早朝走行枠に出向いた。前回走行後フロント廻りに重大な問題が発見されたので、その対策のチェック走行を行った。しかし走行車両が多く、クリヤーな状態での走行チェックは出来なかった。ロガーからコーナー区間の車速等の比較データを得たに過ぎなかった。結果トライした方向性は失敗と判った。絶えず+ばかりいかないのがこの世界!次のトライが楽しみとなった。失敗が有ってこそ成功も有るのだから・・このようにシャーシセットに専念できるのはやはり信頼性が出てきたエンジンにもあると思う。
しかしサーキット専用マシン(色も含む)のセットアップは時間が掛かる、大阪弁では「しんきくさい」「かったるい」と言う。標準語では時間も手間も掛かり・・と書くのだろう。ロガー・等で色々な面が明らかになってきているが、僕自身完全データ重視人間になり切れていない世代なのか孤軍奮闘している。ストリート仕様のセットアップなら毎晩出来るのに・・・勿論サーキットとほぼ変わらない横Gは再現できるし路面変化による挙動もっと具体的に体感できるのだが・・・基本的に安全性重視のセットアップになってしまうが・・・特に日本の国際サーキットは路面が良すぎる、理想を追いかければストリートには全くフィードバックできない思考に傾いてしまいそうだ。この機会だから少し割り切った仕様でのセットを次回から取り入れようと考えている。
(澤 英一郎)