上海スーパーカーレース

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2005/06/09 01:13

上海遠征セッティング in 海外

マレーシア遠征後・・体が冷めきれない中、上海サーキットへ遠征予定が入った。
今回も香港TEAMのEVO2台のセッティングだ。前回から仕様変更と
ユーザーカーのチェックを依頼されていた。
セッティング機材をコンパクトにまとめ、一式用意した。
ノートPCと通信ツール・A/F計・配線ターミナルKIT・携帯半田こて・各種電子装置の取扱説明書・指さし会話帳(2種)・英語集・・・が主な携帯品だ。
約15KGでリックにはノートPCと大容量バッテリィー各本(BOOK)を詰め込んでいる。
それ以外に各種メディア(3種)と充電器(3種)・コネクター(2種)・携帯電話(3種)特効薬関係・・・は必修品である。

前回とエンジンも変わったらしく2300CCに変更されヘッドも変わったそうだ。2.3Lkitは国内産では無い、もしかすると国内産と基本的に同じかもしれない。 T/Mもドグギヤに変わっていた。今回はPIのロガー解析もするらしく担当も来るらしいと聞いていた。
今回は別に荷物もある。約12KGであるので出来るだけ軽量化と分散化をしなければならなかった。追加料金は貰えない?

前回と同じAIR便で上海に向かった。相変わらず上海便の飛行機は(乗務員を含め)垢抜けない。出来るだけ睡眠をとるようにしたが、席の自由度で後部座席になってしまうのでエンジン音がうるさい。
一眠りしてしまうと到着だ。出国ゲートを出ると今回は即、迎えに逢えた。

合流して即!何処かに向かった!?サーキットに向かっているような感じだった。
僕は監禁され労役場に連れて行かれた。

途中寝てしまったが気が付くとサーキット入り口近くであった。
近辺道路ではサーキットイベントののぼりが目立っていた。 BUICK V8 SUPERCARS SHANGHAI ROUND がメインレースのようだ。

到着して驚いた!メインレースは世界選手権である。オーストラリアのレースらしく名前のようにV8エンジン搭載のツーリングカーである。
当然辺りには白人が大勢いた。ピットの体制もF1並?で見慣れない機材も 多かった。

僕自身オーストラリア方面のレースカーを見るのは初めてである。
時間があれば徘徊するがガードが堅くPITの入れない。
レースウイーク初日なので仕方がないだろう・・・
前座レースであるスーパーカーレース用の仮設テント内に向かった。
前回見ているマシンが並べてあった。顔見知りのメカニックも増えた。 再開の挨拶を色々した。
その後EVOユーザーからどのようなトラブルなのか話を聞いた。
どうもブースト1.2では良いが1.5では車がシャクルらしい。
前回のレースはWETだったらしく、良く話を聞くとエアークリーナーがむき出しでエアーダクトから雨水が入っているだろうと思った。
一応各部をチェックした。パワーFCなのでログが取れないのでビデオで A/F計を撮り確認することにした。

もう一台は金プロなので楽に出来るのだが・・・内部設定でA/F学習を選択し走行前のチェックをした。
エンジン仕様等を聞き、先ずは安全データを注入。
走行は明日で有るが、アイドル等のセットから始めた。
セッティングと言っても全てに渡ってのチェックが必要で各部に目を光らせた。
僕の目視チェックは厳しい。不安箇所は自らチェックした。
此処でのメカニックとのコミュニケーションは身振り手振りである。
現地メカニックは英語がなかなか通じない。基本的なパーツの中国語を知っておかなければと思った。大人の会話帳には載っていない。(笑い)
何だかんだとホテル(モーテル)にチェックインしたのは9時近かった。 旅の疲れなどとは言ってられない。

今回は通訳さんも居ないので疲れる。明日から忙しくなるはずだから充電を決め込んだ。宿は上海の観光地からは遙かに離れているところだった。

当然観光などは行く事すら無理だ。

(澤 英一郎)