いよいよ本番! - 上海

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2005/06/11 01:27

上海遠征セッティング in 海外

朝から日差しがきつい。今日は予選とレース1が行われる。
ピットに向かうと作業は完成していた。ヘッドのトラブルかと思われたがピストントップにもバルブが当たった傷が見られた。エンジンを載せ替えたようだった。あの時間からではほぼ徹夜に近かった様子。 メカニック達は一時休息していた。

僕は新しいエンジンの仕様を聞き、データーの再構築をする為にアイドル域からセットアップを開始した。仕様変更後で特に気になるのは圧縮比とバルタイで有る。先ずはマージンを見込んだ点火時期からスタート、燃料MAPも濃い方からA/F学習で減量を見込んだMAPに変更した。しかし予選で又トラブル発生、タービンオイルリターンフィッティングからオイル漏れ・・・



リヤをクラッシュ・・・その後の応急板金は素晴らしく壺を得たモノだった。



360のクラッシュ・・・このマシンは修理不能でリタイアだった。悲しそうな顔をしながら細部の破損状態をチェックした。
ピットロードに戻るマシン・・・無念だ。



メインレースが開始された。オープニングセレモニーも世界選手権クラスのレースらしく格好良かった。観客も一杯だった。オーストラリアのレースイベントらしく大柄な白人メカニックやTEAM関係者が大勢遠征されていた。マシンの子細はチューニングカーの面影とレースマシンの内容をもった車両だったが細部の造りは余り軽量化を意識していない感じだった。
タイヤは17インチ660ハイトのスリックタイヤでした。印象深かったのはリヤはリジットアクスルで4リンク+色々?な形状でした。エアーダクト関係はよく考えられていました。エンジンは何処かのV8レースエンジンでしょう!?市販車にない コンパクトなV8ユニットでした。





ピット内で見学していた。テレメトリィーシステムなのかリアルタイムで車内の様子やエンジン等のコンディションがモニターに映し出されていた。
V8サウンドは迫力がある、チューニングされた大排気量V8サウンドは日本ではなかなか聞けない。




即ピットで修理開始、しかしレースではタービンG/Kが吹っ飛ぶ、配管抜けも・・ホースとバンドのグレードアップをお願いした。取り付けも目視して注意を払っていたのだが・・原因は後に判る・・



仕事を終えて、、応援のお客さんとフロントスタッフでグルメなレストランへ 此処は地球の歩き方のガイドBOOKにも紹介されている所だった。



上品な清潔感の有る中華料理をごちそうになった。やはり・・・上品な美味さがあった。この様な料理を食べていると国内の中華?は食えないね。 毎日自粛せずに食っていると一回の遠征で2~3kgは肥えてしまうので気を付けている。



(澤 英一郎)