準備中 - ASマレーシア

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2005/09/08 15:15

セパンドラッグレース in 海外

今日の予定はフロントパイプ製作から取り掛かる。
車検対応を元としたパーツなので純正触媒がフロントパイプ~マフラー間に取り付くようになっている。ドラッグユースで1000HPを狙うには触媒フランジの絞りはいただけない。
ARCのチタンマフラーのフランジをぶった切る。みんなで閃光を楽しんだ。(笑い)

材料は日本から送ってはいたが現物合わせで作らなければならない。溶接機も正常に作動するか不安であった。



初めて使う溶接機・・・色々設定を変更して何とか溶け出した。
このワークショップは販売専門なので使用していないらしい。
仮付けも何とか持ち込み材料の範囲内で終える事が出来た。
案外日本の規格パイプは無い物だ。無駄なく!でも少し妥協して形にした。



少し休憩時にスタッフ(誰がスタッフか良く判らないが・・)と遊んだ。
ストレス解消したかもしれない?!



日が暮れてからPCを立ち上げ各種設定とセッティングの準備をするが、何故かロガー機能が不安定であった。別ポートと後付S/Wでセットしているのだが何が原因か判らない。説明書も何回も読んでいるが解決策が閃かない。

深夜の時間帯からスタート練習をおこなう予定なのでサスペンションの交換や車高調整をおこなった。



スタート練習は念入りにトライして貰った。冷却は水噴射を使い水・油温に気を使った。プロスタート設定回転数からロンチコントロールまで色々調整した。スタート横で前後タイヤの回転を見て、四駆トルク配分も簡単に合わせた。
最初は上手くいかなくてドライバーもナーバスに為っておられたようだった
僕も乗ってスタート練習(見本?)を2~3本おこなった。日頃シーケンシャルシフトをしていないのでシフトレバーが一瞬固まった・・(笑い)
眠気や疲れはぶっ飛んだ。久々のドラッグスタートは緊張するが面白い!スタート練習も大分仕上がってきて1速から2速の繋がりも良くなってきた。
取りあえずクラッチとアクセルオフでシフトするように伝えた。四駆と言えども先ずは1速のパワーコントロールを覚えなければ!タイヤに頼った走りでは駆動系が心配だからである。フロントデフギアを飛ばしてオイルパンを割られると修理が大変である。

ほぼ終わり・・・ピットにマシンを入れようと動かすと・・・
動かない?!クラッチがニョロニョロになっているではないか!
急遽リフトに上げ点検すると・・・T/Mケース穴から黒いカスが一杯吹き出している。どうやら滑りと熱でディスクが異常摩耗しているようであった。
全員・・・唖然となった。今日は木曜日・・明日航空便でパーツを送れば何とか復帰できる!オーナーの強い意向で段取りを始めた。日本語フォントをDLし日本語で
メールする、掲示板にもレスキューの知らせを書き込んだ。掲示板は時間問わずに連絡できる良い手段だ!不特定に閲覧できるが・・まあ仕方ないだろう。
スタッフにも電話できる時間ではなかった!現地時間で3時だった。
明日は始業時間に合わせ電話する事にした。現地時間で10時に起きなければならなくなった。いよいよ放電しかかってきた。。

今日は日本からの遠征SHOPさん達が来られていて色々な方と話が出来たので少し安らいでいたのだが・・・

ほぼエンジンルームは完成していた。少し乱雑なところが有るが決められた物資(寸法)の中で何とか考えたレイアウトとなっている。明日は早速T/Mを降ろさなければならない、重複する作業で少し萎えた気持ちになった。作業性を考えた作り込みは実戦マシンにとって重要な項目だと思った。綺麗だけでは駄目だ。ほぼ単独でツーカーの仲のスタッフと造り上げたマシンはトラブル時の手際は良い、手が変わるとなかなかはかどらないモノだから・・ワークショップの工具の配置や現地工具の特性にも慣れてきた。何故か現地の工具は重い!汗も出にくくなってきたし環境にも慣れてきたのかもしれない。

(澤 英一郎)