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冬の遠征 初日 - 韓国

Posted by Eiichiro Sawa | Category: イベントダイアリー | Posted on 2005/11/28 17:24

韓国出張 in 海外

昨日はチューニングフェスタ見学の為に朝5時起きだった。昼前便で韓国行きなので6時に起きなければならなかった。日頃夜行性な俺には辛い日程である。
韓国はお隣の国だし飛行時間は2時間弱なので疲労は出ないと思っていたが飛行中に寝る時間が中途半端だ。
予定では現地についてから即作業開始する、つでに観光なんて浮ついていると仕事にメリハリが無くなりストレスや疲労感が増える気がする。
今回は上島と同行なので少し楽かもしれないが、トータル荷物重量は40kgはオーバーしていた。

仁川(インチョン)空港に到着し迎えにきていただいたSHOPオーナーさんと合流、外は雨模様で寒かった。昨日韓国に詳しい人達に気温の違い等を聞いたので急遽、厚着を用意していてよかった。。

基地に到着後・・・即作業着を着込んで作業開始することにした。
限られた時間なので体力があるうちに取りかからなければならない。
日本での作業とは環境も立場も違う事は強く判っているつもりだ。
日頃、事務所に居る上島も慣れない手つきで作業補佐をしている。
怪我等をしないようアドバイスをしながらテキパキと作業メニューをこなしていく。今回は現地OHと特殊作業・実走3台と相変わらず負担の多い仕事依頼であった。



エンジンOHに必要なパーツは手荷物で持ち込んでいる。
重いクランクシャフトもあったりする。
大物のパーツは先に空輸しているが、直前になっての必要な物が増えるのは毎度のことである。特殊作業用の工具は自前で持ってきている。
当然セッティング用機材やハーネス組み替え小物類も用意済みである。



ガソリンと歯ブラシで洗浄する。綺麗に早く仕上げるのは相反するが現地ではそこそこ綺麗に早く・肝心なところはミス無く仕上げなければならない。
時間内に復旧できない不注意ミスはただ働きを意味する！
海外は厳しい！



メタルが損傷していた。只メタル交換は現地メカでも出来る。
何故！潰れるのか？対策はないのか？あれは保っているのに・・・
と質問がどんどん返ってくる。答えるのもノウハウ的な部分があるので判りやすく信頼のあるパーツを組み付けるように諭していく。
しかし金額が張ってくるので心苦しい面がある。
でも・・・未対策で同じ事を繰り返すより良いと思うのだが・・
僕らも歩んできた道である。GT-Rは魅力あるマシンだが繊細すぎるところがネックである。

洗浄はパーツの状態を確認するためでもある。只綺麗にすればいいという物ではない。やはり・・・オイルポンプギヤにクラックが入っていた。
しかしこのパーツは用意していなかった。
急遽、日本から特急便で送ることにした。AS基地にはRB系パーツのストックはほぼ何でも有る筈だったので明日発送できる目処が立った。しかし都合でN1仕様なんだなぁ～しかし日本のアフターパーツのオイルポンプは軒並み欠品とは・・・



このエンジンが搭載されていた車両は日本でチューニングされているものだった。
ピストンの状態もよくブロックのヒビも見られなかった。
エンジンの組み立ては大昔のガレージ時代を思い出す。
ブロックにスタッドボルトを立て人力で向きを変えなければならない。
綺麗所の作業に慣れてはいられない、遠征作業はハングリー精神で臨まなければ通用しない。工具も何とかあり物で使わなければならない。



今夜はここまでで終了とした。それなりに仕上がった様子。

宿泊所は現地で言うところのモーテルらしい・・
開けたラブホのようだ。ビジネスホテルのようだが装備品にコンちゃんが3個も付いていた。
日本人にはバスタフが必要とお願いした。シャワーでは疲労が回復しづらいマッサージも無い様子だし・・・



続く・・